ステップ2. さあ始めよう!まずは気軽に近所を走ってみよう!
自転車趣味を始めるのにいきなりロードバイクを買う必要は全くありません。誰の家にもあるママチャリをお金をかけずに少し調整するだけで、すぐに即席のスポーツバイク仕様を作ることが可能です。
その方法は前回の記事で詳しく解説していますので、まだお読みでない方はぜひご覧頂いてから続きを読んでいただくことをおすすめします!
どこを走るのがオススメ?
さて、従来のママチャリよりもポジションを改善することで少し乗りやすくなったこの愛車でどこを走るか?
「自転車に乗るのは何年ぶりだろう?」と心配する方も多いと思いますし、まず気になるのが「自転車でどのくらい走れるのか?」ということだと思います。
久しぶりに自転車にのる場合は、交通量の多い幹線道路沿いは避けて人通りの少ない道を選んで走ることをおすすめします。
自宅を出て、まずは街の中心部から少し離れた緑の美しい場所を目指したり、川沿いの遊歩道を走ったりしてみましょう。
この時、感覚的でいいので自宅から標高が上がる方向に走るのがコツ。なぜなら帰り道は下りで楽をできるから(笑)
これは結構大事なポイントで、目的地への帰り道を下り中心にするほうが断然楽になります。川沿いに進むなら簡単で川上の方に進めばOK。
「いかに楽に乗り続けるか」が重要
まずはのんびりと、1時間ほど走ってみます。この時注意するのは重いギア中心に使わないこと。特に男性は「重いギアを漕ぐのがカッコイイ」などと考えている人がとても多いと僕は感じます。
たしかに重いギアで漕げば速く進めますが、その分足の筋肉に負担がかかり結果的に遠くまで楽に行くことが困難になります。
重要なのは「細かくギアを選択すること」です。
普通のママチャリであれば3段程度の変速機が標準でついていると思います。スタートは必ず一番軽いギアで、走りはじめて「ちょっと足が軽すぎるな」と感じはじめたところで2段に入れます。その後は2段をメインに使い、ちょっとでも下りなら3段目に、ちょっとでも上りになれば1段に戻す、これを繰り返します。
こうすれば、足はくるくるまわり続け筋肉の披露を感じることもほとんどありません。
心拍も、少し早歩きをしている程度をキープします。わかりやすい測り方として「鼻歌を歌える」程度のしんどさがベスト。鼻歌が歌えなくなったら頑張りすぎです。
いかに楽に乗り続けるか?を考えて走りましょう!
モチベーションを継続させよう
目的地としてオススメなのがイートイン出来るカフェ。たどり着いた目的地でご褒美を頂ければモチベーションを維持することができます。
僕の場合は自転車に乗りはじめたとき、Twitterでカフェスペースのある美味しいパン屋さんを教えてもらいそこに通うようになりました。
自分の足で目的地まで走り、美味しいパンを食べて帰ってくる。その行為が楽しくて楽しくて毎週週末が待ち遠しかったです。
まずは自分のお気に入りのカフェやレストランを目的地にして、片道30分から1時間ほどを目安にコースを設定して走ってみてください。
とにかく、目標は目的地で美味しいものを食べること。これで楽しく自転車にのることができます!
ステップ3. 自分に合った愛車を見つけて楽しもう!
ママチャリである程度走れるようになったら、一度しっかりとしたスポーツ自転車にぜひ実際に乗ってみてください。
街の自転車屋さんで試乗させてくれるところがあったら頼んでみても良いですし、僕が運営しているGOMAサイクリングツアーでクロスバイクの1日体験ツアーに参加してみても良いでしょう。
ママチャリ以上の自転車…クロスバイクやロードバイクにはじめて乗ったら誰でも必ず驚き、そして感動します!
10kg前後の車重、回転の良い細いタイヤ、ママチャリとは全く違う段数の変速機、そして何より楽に、そして速く走れること。
「自転車は人類が生み出した乗り物の中でもっともエネルギー効率が良い」と言われていますが、その真価を肌で感じることが出来ると思います。
さあ、あなたはここから自分に合った相棒となる自転車を探すことになります。
ここで重要なのが「自転車を使ってどのように楽しむか?」ということです。
他の趣味と組み合わせて自転車を選ぶ楽しさ
自転車は他の趣味との親和性が高い乗り物でもあります。
あなたがすでに他の趣味をお持ちなら、自転車はその趣味を更に楽しくしてくれるツールに変身します。
自転車と相性の良い趣味として「カメラ」「旅」などがあり、そこからどのような自転車を選ぶかも楽しみの一つです。
●カメラ趣味の人には小径車がオススメ
カメラで町並みを撮影するのが趣味であれば、おしゃれで小回りの効くミニベロ(小径車)を選部のがオススメ。タイヤサイズの小さい小径車ならストップアンドゴーが得意なので、気の向いたところで自転車を停めて撮影しても疲れません。
見た目はカワイイですが、安い粗悪品ではなくしっかりとしたメーカーの自転車を選べばロードバイクと遜色なく走ることも可能です。
●旅好きの人には折りたたみ自転車がオススメ
ドライブ、電車などで旅をするのが趣味であれば、断然折りたたみ自転車がオススメです。
フォールディングバイクとも呼ばれる折りたたみ自転車は読んで字のごとく折りたたむことが可能で、車のトランクに積んだり輪行袋と呼ばれる袋に入れて電車で運ぶことができます。
旅先で自転車があれば、自転車ならではの楽しみを現地で味わうことができます。
こちらも小径車と同じく、粗悪な物ではなくしっかりとしたメーカーの自転車を選ぶことで、安全に速く走ることが可能です。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 折りたたみ自転車 BACKFLIPPERシリーズ PARCEIRO 260-GR 20インチ 独自開発折りたたみフレーム採用
自転車そのものの走りを追求する楽しさ
もちろん、自転車で走ること自体が楽しくなってきたあなたには走りを純粋に楽しむ自転車がオススメです。
●クロスバイク
週末、ちょっとした運動のために自転車に乗るならクロスバイクがおすすめです。ロードより少し重くマウンテンバイクほどの走破性はないですが、フラットバーハンドルで楽な姿勢を取ることができますし、ロードバイクよりも太いタイヤでちょっとした砂利道なら問題なく走ることができます。
また、ヨーロッパでは「Eバイク」と呼ばれる電動スポーツ自転車の市場が拡大しており、日本では2018年がEバイク元年と呼ばれています。
最適速度レンジは15~20km/hほどで、1回の走行で20~50km程度走る方に最適。泥除けやスタンドなどの保安部品も標準でついていたり取付用のマウントがあるモデルもあり、普段使いや通勤にはもってこいの自転車です。
個人的におすすめするメーカーは「TREK(トレック)」です。GOMAサイクリングツアーでもTREKのクロスバイクを使用しています。
TREKは契約している自転車店での対面販売のみなので、興味のある方はぜひお近くのTREKショップへどうぞ。
●ロードバイク
さらにスポーツを追求するなら、舗装路をより速く走るために進化したロードバイクが選択肢となります。
ドロップハンドルに軽量フレーム、そして細いタイヤ。速く走ることを目的とした自転車は機能美の塊です。
世界選手権やツール・ド・フランスを走る有名メーカーにはTREK、ビアンキ、ピナレロ、コルナゴ、リドレーなどがあり、歴史と技術を兼ね備えた素晴らしいメーカーが数多くあります。
コンポーネントと呼ばれる変速機などのパーツサプライヤーも日本のシマノ、イタリアのカンパニョーロなどがあり、それらをどう組み合わすかも楽しみの一つです。
GOMAサイクリングツアーでは、ツアー参加者の方への自転車購入相談も行っておりますので、スポーツ自転車に興味のある方はぜひご参加ください。
まとめ
いかがでしたか?生涯を通して楽しめる趣味としての自転車のはじめ方を理解していただけたかと思います。
もちろん自転車の楽しみ方に決まりなんてありません。僕もメインのロードバイクと街乗り用の折りたたみ自転車、山を本格的に楽しむためのフルサスマウンテンバイクを持っています。
旅のお供に連れて行ってもいいですし、本格的にレースに出場してみる楽しみ方もあります。
中には、ひたすらパーツをアップグレードして自分だけの究極の1台を組み上げて、それを飾って楽しんでいる人もいます(笑)。できれば乗ったほうが良いと思いますが・・・
この記事でおすすめしたように、まずはママチャリではじめてみて、クロスバイクを自転車屋さんで試乗、もしくはGOMAサイクリングツアーに参加して体験して、そして本格的なスポーツ自転車へとステップを踏んで進めていけば、きっと後悔すること無く安心して自転車を趣味として続けることが出来ると思います。
ぜひ、あなたも自転車を新しい趣味に加えてみてください!
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