どこでロードバイク買ったらいいの?!
僕のトライアスロン用TTバイクは「canyon SpeedMax」。ドイツからのメーカー直販です!
ロードバイクをこれから始めようと思う人が一番悩むのが「自転車をどうやって買うか?」だと思います。
ロードバイクは買ったら終わりというものでなく、メンテ、修理、パーツのアップグレードなど買った後の方が大事な乗り物です。
あなたの街の大型量販店?地元の個人ショップ?価格の安いネット通販?はたまたメルカリで中古購入?それぞれいろんな買い方を経験した僕が、一番安心して買う方法をお伝えします!
【この記事は2020/6/27に一部加筆しました】
自転車はどこで買うのがベスト?
現在、自転車を購入する方法としては、
- 量販店で買う
- 地元の個人ショップで買う
- ネット直販やヤフオク、メルカリで買う
の3パターンがあります。僕の見解として、これからロードバイクを始めようとするあなたにベストな方法をお伝えしようと思います。
量販店で買う
自転車量販店
量販店にもいくつかの種類があります。まずは「サイクルベースあさひ」などのいわゆる自転車量販店。ママチャリのイメージがありますが、ほとんどの車種を取り扱っています。
ロードバイクについてはビアンキなど一部のメーカーのみの取り扱いがほとんど。スタッフの知識やフィッティング指導能力も高いとは言えません。
価格については大ロットで仕入れるためかなり値引きされていることが多いです。空気入れ、ヘルメットなどの周辺パーツも一通り揃いますが、ママチャリなども含めて対応パーツを揃えている関係でロード対応品は手薄になり気味。
また、購入した後のサポートも手薄。ショップ主催のサイクリングイベントなどは期待できません。
ロードバイク専門大型店
次は「シルベストサイクル」などのロードバイク専門大型店。店舗別に契約しているメーカーが違うので、お目当てのメーカーを取り扱っているかは最初にチェック。自転車選びから乗り方指導、フィッティング能力も高いスタッフが多いですが、大型店舗ほど一人のお客に割ける時間が少なくなるのと、店が売りたい自転車を客に勧める傾向が強いと思います。
価格については、こういったショップの宿命として車体の小売を毎年台数ノルマとして回さなくてはいけないので、前年度モデルが半額ほどの投げ売りで売りに出されることが多々あります。ロードバイクは毎年モデルチェンジを行うのが常ですので、お目当てのモデルが投げ売りされているのであれば買いです!
購入後のサポートも充実しており、ショップ主催のサイクリングや旅行イベントが毎週のように開催されています。一緒に走りたい仲間が欲しいならベストかもしれません。
メーカー直営店
もう一つが「トレックストア」などのメーカー直営店。トレックやジャイアントなどのロードが欲しいなら、直営店で買うのがベストでしょう。直営店を持っているメーカーは、ヘルメット、ウェアなどのアパレルやライトや鍵などの小物も全て一緒に揃えることが可能です。
スタッフも自社の自転車については知識も豊富で、フィッティングなどのサービスも充実しています。
一方で価格については他と比べて高い傾向があります。特にネット通販に対しては厳しく取り締まられており、直営店があるメーカーモデルがネット通販で取り扱われることは少ないです。
購入後のサポートもロードバイク専門大型店と同じく充実しています。
地元の個人ショップで買う
旧来の「自転車屋さん」的個人ショップ
あなたの街にも必ず個人経営の自転車屋さんがあると思います。これは、戦後移動手段として車が普及する前に自転車がメインだった時代があり、その名残で各小学校区ごとに自転車屋さんがインフラとして存在していた名残です。
なので、個人ショップは店主の個性によって、ママチャリしかできないところから全日本選手のサポートができるところまで守備範囲がバラバラですが、もし地元でロードバイクが得意な個人ショップがあればぜひ足を運んでみましょう。
価格は量販店と比べると高い傾向です。しかし、在庫を抱えると量販店以上にしんどい面があるので、数年前の在庫を特価で販売していることも多く、もし欲しいモデルがそれに該当していればかなり安く手に入れることも可能です。
個人ショップでロードバイクが盛んなお店は、一度顧客になれば非常に手厚くサポートしてくれる一方で、初めて足を運ぶと敷居が高い印象を受けます。常連の顧客との雑談を優先させて初めての客を蔑ろにするイメージを持つ人も多いですが、何度か足を運んで店主の人となりを理解することができれば、長いお付き合いができることでしょう。
ネット直販やヤフオク、メルカリで買う
ネット直販メーカーcanyon
現在の筆者のトライアスロン用バイク「canyon SpeedMax CF」です。このメーカーはドイツにあるcanyon(キャニオン)で、メーカー直販という形をとっています。
トライアスロンの最高峰、ハワイのコナ アイアンマンレースでは前人未到の5連覇、グランツールでも大活躍しているドイツのメーカーです。
通常、海外メーカーの自転車は日本の輸入代理店から小売店という流れを経て国内販売されています。ユーザーの手に届くまでに、メーカーの利益、代理店の利益、小売店の利益が価格に転嫁されている訳です。
ところがcanyonは、代理店や小売店を通さずメーカーから直接ユーザーにネット販売する形をとっている唯一のメーカーです。
そのため、同程度のフレーム、コンポ構成でも驚くべき低価格で販売されています。
例えば、僕の購入したこのSpeedMaxは、フレームは上位機種と同じもの、コンポは105、ホイールはMavicキシリウムエリートという構成で定価が256,000円、しかも試乗車のアウトレット品&セール期間での購入で196,000円(これに消費税が足されます)で購入できました。同じ構成の他社TTバイクなら50万円クラスです。(写真の構成ではホイールはファストフォワードの90mm、コンポはスラムred etapと手持ちのものと換装しています。)
ただ、唯一の問題として、canyonの自転車は整備や持ち込み修理をショップに断られることが多いということ。canyonに限らず、ネット通販や中古品の自転車の持ち込みは基本的に良い顔をされません。
なぜそんなことが?と思われるでしょうが、自転車屋というものは自転車を販売するために、代理店やメーカーと販売台数のノルマを含んだ契約を結ぶのが一般的。そのため、代理店や小売店を介さない直販の自転車は存在自体がタブーなのです。
本当にそんなことが?と、思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それが自転車業界の実際です。
canyon乗りたかったらどうするの?
安く買えても整備してくれるショップがなけりゃ無理では?でも安心してください。しっかり組み立てから整備まで面倒見てくれるショップはあります。
僕の例ですが、隣町の兵庫県丹波篠山市にある持ち込み可能なショップで面倒見てもらっています。HPはこちら。
「自転車工房ハイランダー」さんです。今、僕の自転車の面倒を見ていただいているショップです。
オーナーの村上さんは大手販売店のメカニック出身で、その技術で独立後、canyon日本法人のサポートも含め、海外でのプロレーサーのサポートなども行われている方。
僕の場合はSpeedMaxをドイツから購入、コンポのSRAM red e-tapはメルカリで購入、ホイールは数年前にイギリスのウイグルで購入というごちゃ混ぜ状態。そんな構成でもハイランダーさんはしっかり組み立てて手厚くサポートしていただいています。
まとめ
自転車に限らず、経済のグローバル化により、一昔前に比べて国外から物を購入するハードルはどんどん下がっています。世界の流通経路はメーカーとエンドユーザーが直接結びつく形に近づいており、従来のメーカー、代理店、問屋を通す形の流通はコスト面で淘汰されていくと思います。
ですが、メカを触りたくない、整備は全てプロにお任せしたいなら量販店やショップに頼むのがベストなのは間違いありません。信頼できるお店に出会えたらあなたの自転車ライフは確実に良いものになるでしょう。
一方、自転車は自分で作ろうと思えばフレーム、コンポ、ホイールなどを買い揃えて自分で組み立てられるもの。オークションやネット通販で中古パーツを集めたり、海外通販で安くパーツを揃えて好みの一台を作ることも、比較的簡単に実現できます。
自分で整備するもよし、ハイランダーさんのようなショップを探し出して持ち込むのもよし。
あなたにあった自転車ライフをぜひ実現してください!
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