2ヶ月で3回パンクのパンク神がチューブラータイヤ交換を解説!
こんにちわ!東裏篤史です!
はい、またまたまたまたパンクしてしまいました。ここまで運が悪いと笑えてきますね!
アイキャッチ画像は再びチューブラータイヤがパンクして交換中のワタシ。
またまたパンクしたのもいい機会。今回はチューブラータイヤの交換方法をしっかり書かせていただきました!
【この記事は2018/10/31に一部加筆しました】
自宅でしっかりとチューブラータイヤ交換
前回、チューブラータイヤの交換について書かせていただきましたが・・・↓
残念ながらまたパンク!
なんと2ヶ月で3回目のパンクとなってしまいました・・・(奥さんから「パンクマシーン」というありがたい称号もいただきました。パンクと熊がかかっているらしい。トホホ)
というわけで、今回は自宅でしっかりとチューブラータイヤを交換する方法を書かせていただきました!
パンクに対して徹底的に対抗するため、今回は秘密兵器も投入しましたよ!
両面テープでタイヤを貼ります!
テープ?!と思った方もいると思いますが、ハイ、両面テープでタイヤを貼るんです。セメントで貼る方法もありますが、自分はお手軽さでコレ一筋です。
こちらがチューブラータイヤをホイールに接着するためのチューブラーテープ。いわゆる両面テープですね。こちらの製品は20mのモノで5mのTTP-2よりもかなりお買い得です。
ちなみにロードのホイールの外周が約2mちょっとなので、TTP-1なら9回ほどタイヤを貼ることが可能。TTP-2なら2回しか貼れません。
自分のようなパンクマシーンにはTTP-1以外の選択肢がないのです(笑)
チューブラータイヤとは?
ママチャリなど自転車のタイヤを普通に想像すると、タイヤの中にチューブが入ってそれがホイールにはまっているカタチを思い浮かべますよね?
その形式のいわゆる普通のタイヤを「クリンチャータイヤ」と呼び、今回作業しているようなドーナツのような形状のタイヤを「チューブラータイヤ」と呼んでいます。
チューブラータイヤがなぜ必要かというと、端的に言えばそれしかはまらないホイールがあるからです。
もちろん、チューブラータイヤならではの素晴らしい特性はありますが、自転車乗り憧れの「カーボンホイール」は一部を除きチューブラータイヤしか装着することができません。
そしてチューブラータイヤは構造的にタイヤとホイールを接着する必要があるのです。
まずはタイヤを外そう!
新しいタイヤを装着するためには、もちろん古いタイヤを外さなければいけません。
外し方ですが、バルブの反対側からひっぺがします!
コツは、親指でタイヤを横方向に押し出す感じ。「ベリベリ」と音がして両面テープが剥がれていきます。
上の写真のようにタイヤとホイールの間に手が入れば、あとは上方向に引っ張っていくだけで剥がれていきます。
外周を剥がして、最後にバルブを引っこ抜きます。
僕は常人より力が強い方なのであまり剥がすのに苦労した経験がないですが、やはり女性など力が弱い方はかなり苦労されている様子。
amazonでこんなアイテムも見つけたので使ってみるのも手だとは思います。
ホイールに残ったテープを除去
タイヤを外すことに成功したら、次はホイールに残ったテープの除去です。
ここで古いテープが残ったまま新しいテープを貼ると接着力が落ちてしまいます。大変ですが念入りに取り去りましょう。
前述のチューブラー用タイヤレバー(SUPER B(スーパービー) チューブラー タイヤレバー )を使えば、指が痛くならずにできそうです。
コツは上記の写真のように、剥がしたテープの残りカスを雪だるまのようにコロコロ回してくっつけていく、というもの。
この作業は非常に地味なもので、さらにとても時間がかかります。以前のブログの出先で飛ばした作業がこの作業になります。
たぶん、なかなか進まない上に指も痛くなると思いますので、休みながら作業をすすめると良いでしょう。
また、つけたまま交換しないで長期間たってしまっていると、更にテープの剥がれが悪くなり最悪、カーボンホイールの地の部分がテープにくっついて剥がれてしまうこともあります。回避するにはローテーションも兼ねて最低半年に1回はテープを貼り直すことです。
新しいタイヤの準備
ホイールからタイヤを外すことができたら、次は新しいタイヤの準備です。
僕の使っているようなディープリムホイールの場合、バルブを延長する「バルブエクステンション(バルブエクステンダー)」と「バルブコア回し」が必要です。
バルブコア回しはコアを抜いたりエクステンションを付け外しする際に必要なので、かならず携帯しておきましょう。
まずは、古いホイールについているバルブエクステンションを、バルブコア回しを使って外します。
バルブエクステンションの下側に平面部分がありますので、そこをバルブコア回しの「足」の部分で回して外します。
次に、新しいタイヤのバルブコアをバルブコア回しを使って外します。「穴」の部分をバルブコアに突っ込めば、切欠きがある場所に引っかかり回すことができます。
ここで注意
ディープリムホイールを使用する場合、バルブエクステンションでバルブを延長することはお伝えしましたが、肝心のタイヤのバルブコアが外せなくては「バルブエクステンションが付けられない」→「タイヤがホイールに付けられない」→「買ったタイヤが無駄になる」ということになります。
かならず買うときに「バルブコアが外せるか」の確認をしましょう!
ちなみに僕のオススメチューブラータイヤはVittoria(ビットリア) strada [ストラーダ] 。
重量はそれなりにありますが、普段使いのチューブラータイヤとしては申し分ない性能です。(ちなみに日本国内限定品)
同じビットリアで価格の安い「Rallye(ラリー)」は、バルブコアが外せない上に耐パンク性能も劣っていますので間違えて買わないようにしましょう!
もうしわけございません!!
上記のタイヤは値段につられて買いましたが本当に散々な目に会いました・・・
5本買ったのですがすべてが1000kmも持たず。なんと半年ですべてパンクしてしましましたぁぁぁ!
自分みたいにパンクしやすい人は絶対買っちゃダメ!人生最大のハズレタイヤでしたよトホホ・・・
というわけで、僕の本当におすすめするタイヤはこちら
Continental スプリンターゲータースキンです。
僕が過去使ってきたタイヤの中では耐パンク性能においてはおそらく最強のタイヤでしょう。
安さに負けてビットリアのストラーダを買ってしまいましたが、結局今まで使い続けてきたこのタイヤに戻ってきました。
前回は1年5000km使って最後はカーカスが見えてバーストするまでパンクしなかったという伝説があります。
もし、「俺は絶対にパンクしたくないんじゃあ!!」という方がいたら本当にコレ1択です。浮気してごめんなさい・・・
ちなみにタイヤ幅22mmと25mmがありますが、僕のオススメは25mm。太いほうが転がり抵抗が増えそうな気がしますが、実は接地面積は25mmの方が少なくなり抵抗が減るのです!
この例はあくまでもロード用タイヤの話で、クロスバイクやマウンテンバイク用のタイヤには当てはまりませんのでご注意を(重さのデメリットが出てきます)。自分のホイールがどの太さまで対応しているかを確認して、たまには違う太さのタイヤに挑戦してみるのも面白いですよ。
ホイールにテープを貼ります!
さて、ホイールとタイヤの準備ができたので、ここからいよいよテープを貼っていきます。用意するものはチューブラーテープとハサミ。
上の写真のように端に三角形の切れ込みを入れます。
理由はバルブの穴にテープを回り込ませるため。金田輪業さん直伝の技です。
一連の流れでホイールにテープを貼り、両端の保護フィルムをめくり上げタイヤをセットします。
そしてここからもういっちょ力技!
ホイールをバルブを上にして立て、自分の体重を使って下に引っ張りながらホイールに押し入れていきます!
ここで十分下に引っ張らないと、最後のはめ込みで苦労しますよ~。
最後のはめ込みです。タイヤのメーカーによっては非常に固く苦労します。(個人的にはビットリアが楽でコンチネンタルが固く感じますね)
タイヤのセンター出し
タイヤのはめ込みかなり苦労しましたか?僕はあまり苦労したことがありません(笑)
では、無事にタイヤがはまったら次はタイヤのセンター出しです。
タイヤに少し空気を入れます。
空気が入ったら、タイヤの端の模様がホイールの境と均一になるように調整していきます。この時点ではタイヤは接着されてないので大丈夫。
なぜこの作業が必要かというと、もちろんタイヤのセンターをしっかり出すためです。
見た目で全て均一になれば、あとはタイヤそのものの精度の問題になります。クイックをはめて空中で空転させてみて模様のズレを確認するなど、納得の行くまで調整しましょう。
ついに接着です!
しっかりセンターが出たら少し空気を抜きます。
空気が多く入ったままだと保護フィルムをが抜きにくくなり途中で切れてしまう確率が上がってしまいます!
写真のように保護フィルムをどんどん引き抜いていきます。
この時、あまり一気に引っ張り出すと途中で切れてしまうという悲劇が待っています!ゆっくりと慎重に引き抜きましょう。
仮に切れてしまっても、反対側のテープがあるのでチャンスはもう一度あります!
残念ながら両方切れてしまったら、切れた場所をめくり上げてリカバーするか、心配であれば最初からやり直しましょう・・・。
そして秘密兵器投入!
そしていよいよ、冒頭でお話した対パンク用秘密兵器の投入です!
その名も「NoTubes ノーチューブス」タイヤシーラント、いわゆるパンク防止剤です。
こいつをチューブに入れておけば、ピンホール程度のスローパンクなら穴をシーラントが塞ぎリカバー可能です!
使い方は簡単。バルブコアを外したチューブに注ぎ込むだけ。※写真は撮り忘れててあとで撮ったものです。実際はホイールに装着した状態で注ぎます。
スポイドがあるとこぼさない上に量もちゃんと測れるのでオススメ。100円ショップで買えます。
注ぐときは時計の8時の位置にバルブがくるようにしてスポイドで注ぎます。
50g程度重くなりますが、パンクするのに比べたら軽いもんです(笑)
シーラントを入れたらバルブコアを再び付けて空気を入れましょう。その後、タイヤを空転させてシーラントがまんべんなくチューブ内にまわるようにしておくのを忘れないようにします。
チューブラータイヤ交換完了!
以上でチューブラータイヤの交換が完了です!
今回はかなりしっかりと書きましたので、初めてチューブラータイヤの交換に挑戦する人もわかりやすく説明できたと思います。
ロードバイクのアップグレードの中で、やはりいちばん効果的で見た目も良くなるのがホイールの交換。
中でもカーボンディープリムホイールは誰しもがゲットしたいアイテムですよね!
その際必要になるチューブラータイヤですが、手順さえ踏めば恐れることはありません。みなさんも挑戦してみましょう!
コメント
はじめまして
チューブラー取り付け大変参考になりました。有難う御座います。
質問お願い致します。
ゲータースキンはテープで取り付けにくいで接着剤の方が良いと聞きましたがどうなんでしょうか?
なるべくテープで取り付けしたいもので参考にお聞きした次第です。
私はテープで取り付けていますが全く問題ありません!
接着剤の方が良いという方もいらっしゃいますが、メンテナンス性を考えると一般ユーザーはテープで良いと思います!