薪小屋をDIYで自作しよう!
今回は我が家の薪ストーブで使う薪を保管、乾燥させるための薪小屋作りに挑戦してみました!
こんにちわ!東裏篤史です!
京都胡麻(ごま)へ移住してサイクリングツアーショップとゲストハウス、web制作をしています。
ゲストハウスGOMAのコミュニティスペースには薪ストーブがあるのですが、当然薪を消費するわけです。
初年度は薪を購入していましたが、近所のお知り合いの山から薪をいただけることになり、保管と乾燥させるための薪小屋作りに自作DIY挑戦することになりました!
なかなかおしゃれな薪小屋が完成しましたので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください!
製作前の準備
上は完成までの動画です。大まかな流れがわかりますのでぜひどうぞ!
まずは構造を決めよう!
製作にあたりまずは構造を決めました。
材料は定番の2×4(ツーバイフォー)材を使います。できるだけ材を少なくできるように頭を絞り、いつも通りIllustratorで設計図を書き上げました。
使った材料は1820mmを16本と2440mmを2本。
1820mmの内訳は、縦の柱1820mm×6と床面と上の梁に1500mm×10。
2440mmは半分にカットして1220mmで屋根として4本使用しました。
また、今回は組み立てを簡単に行うために2×4専用金具を使って組み立ててみます。
この2×4金具は非常にたくさんのバリエーションがあり、結構複雑な形状でも簡単に組み上げることが可能です。価格もそれほど高くないので、2×4でDIYをされる場合は非常にオススメです!
今回設置する場所はウッドデッキの横部分。
ゲストハウスのお客様など、普通にウッドデッキを使っていただいているのですが、どうしても庭の奥のプライベートエリアが丸見えになってしまうので、目隠しを兼ねて設置することで自然な間仕切り効果も狙っています。
製作開始 材料の準備
材料のカット
まずは材料をカットするところから開始します。
木材のカットには通称「押切(おしきり)」と呼ばれる「スライド丸のこ」を使用します。今回使用したのがこちら。
これがあるのとないのでは大違い!分厚い2×4材もサクサクカットできます。
同じ長さでカットする時は基準となる材を一つ切り出し、それをこれから切る材に重ねてアタリをつけて切っていけば、いちいち長さを測る必要はありません。
その際注意するのは基準の材を入れ替えないこと。入れ替えてしまうと長さがばらばらになってしまいます。
防腐剤の塗布
屋外で使用するものですので、防腐剤は必ず塗りましょう!
そして、木製エクステリアの塗装にはペンキは使わず必ず防腐剤を使いましょう!
これはプロの方からの教えですが、木はご存知のように木材になっても呼吸をしています。防腐剤はその呼吸を妨げず中に染み込んだ水分を外に排出し、木材を腐りにくくする効果があります。
塗装に使用した防腐剤がこちらです。
プロの方が使用している防腐剤「キシラデコール」です。過去はクレオソートが一般的でしたが、現在は安全性の問題でこの製品が主流とのことです。
ちなみに、プロの方にAmazonでの購入価格を教えたら、普段仕入れている業社より安いと言われていました。ホームセンターよりも確実に安いのでAmazonおすすめです!
防腐剤塗装のコツは、1度目で短辺を塗り、2度目で長辺を液垂れを消すように塗っていくと美しく仕上げることができます。割れた部分は中まで防腐剤が入り込むように。
もしペンキを使ってしまうと、見た目は同じでも木が呼吸できなくなり染み込んだ水分がいつまでも中でとどまり、その部分から腐って朽ちてしまいます。
写真のように作業台を作って塗ると便利。僕の場合は知り合いからタダでもらった古い木製パレットに、これまた廃棄予定だった卓球台の足を付けて作業しています。皆さんも多分探せば廃棄物で作ることが可能だと思いますよ!
1本塗るたびに壁に立てかけていきます。上の写真が全ての材料に防腐剤を塗り終わったところ。
雨のかからない場所で最低1日は乾かしましょう!
いよいよ組み立て
組み立て
材がしっかりと乾いたら組み立て開始です。
今回使うビスは30mmの木ビス。愛用の電動ドライバーでガンガン打ち込んでいきます。
やはり、DIYには電動ドライバーは必須です。僕が使っている電動工具はコレ、「ブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER) マルチツール プラス 18V EVO183P1」です!
電動工具で僕が一番重要視するのがなんと言ってもパワー!!プロユースでも使用できる18V以上の工具が絶対条件なのですが、このツールはそれに加えてなんと、アタッチメントの差し替えで別の工具に変身してしまうのです!
スタートセットでも「電動トルクドリル&ドライバー」「インパクトドリル&ドライバー」「丸鋸」「サンダー」の機能を兼ね備えています。
ブラックアンドデッカーマルチツールには、多様なアタッチメントの他にバッテリーのスペアも1つ含まれています。
いつもバッテリーはひとつを使用しているときにもうひとつを充電し交互に使っていきます。
ちなみに木材をカットした後、ブラックアンドデッカーのサンダー機能を使って端のささくれを削って安全な形状にしています。ブラックアンドデッカー最高!
構造自体は非常に単純ですので、角の直角をしっかりと取れば難しいものではありません。
本体が組みあがったところで設置場所まで運びます。
設置、屋根の取り付け
設置
設置場所はウッドデッキのサイド、洗濯物を干している場所がプライベートスペースで、それがお客さんから丸見えになるのを防ぐという目隠し効果も狙っています。
また、ここからならすぐに薪を室内に運ぶことができるので非常に便利。
基礎は簡単なブロックを単純に6箇所に配置しただけの物ですが、本体重量がそれなりにあることに加えて、40センチの薪を表と裏に満載にする予定なのでまず倒れることはありません。
基礎を地面に接地し、その上に木材を渡して水平器で水平をとります。
しっかり水平が出たら上に本体を乗せて再び水平を確認し、次に屋根の作成に入ります。
屋根の製作
屋根の骨組みは2×4用の金具を利用してサクサクと組み立てました。
屋根は耐候性を考慮して、ポリカーボネイド製の透明波板を利用します。
サイズは120×60を3枚利用。短辺を横に3枚並べて作るのでカットの必要もありません。
丸くアールのついた板が固定してある専用の釘がありますので、それを利用してハンマーで打ち込んでいきます。
ここで注意するのが山になっているところに釘を打つこと!谷になっているところで打ち込むと雨漏りの原因になります。
完成!
ついに完成です!
やはり道具が揃っていると製作が本当に捗ります。
まとめ
今回はコミュニティスペースの薪ストーブで使用する、薪をストックしておくための薪小屋を自作DIYしてみました!
材料費は計算してみたらホームセンター中心で揃えて1万円ほどで完成しています。
製作日数は2日。防腐剤を乾かすために1日置きましたが実際の製作時間は6時間ほどだと思います。
現在は薪も屋根まで積み上がったので、プライベートエリアは完全にブロックされました。目隠し効果も抜群です。
では!来シーズンに向けてどんどん薪割りをしていきますよー!!!
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コメント
とても素敵な薪小屋ですね!作りもしっかりしていそうで、これならウチの山小屋にもピッタリな気がします。
私も、ぜひチャレンジしたいと思いますので、可能でしたらIllustratorの設計図をPDFなどでシェアーして頂けませんでしょうか?
コメントありがとうございます!
PDF用意しましたのでよろしければお使いください☺️
ダウンロードはこちら
ありがとうございます!
チャレンジしてみます(^O^)/