やはり道具が決め手!
木材のカット
木材のカットには通称「押切(おしきり)」と呼ばれる「スライド丸のこ」を使用します。今回使用したのがこちら。
スライドさせることのできない丸のこは持っていたのですが、今回はこちらの工具を運良くお借りすることができました。
この工具があるのとないのでは作業効率が全く変わってきます。「スライドさせることで幅の大きい木材も1回でカットできる」「角度をつけてカットできる」などの利点があり1本カットにかかる時間も比べ物になりません。ウッドデッキ作成には必需品です。
土台の足は太いので2回に分けてカットします。
ウッドデッキの床部分など、同じ長さで量産する時は基準となる材を一つ切り出し、それをこれから切る材に重ねて切っていけばいちいち長さを測る必要はありません。
その際注意するのは基準の材を入れ替えないこと。入れ替えてしまうと長さがばらばらになってしまいます。
根太(ねだ)の作成
ウッドデッキの土台が設置できたら、床を貼るための基礎となる根太(ねだ)(大引(おおびき)とも呼びます)を組み立てていきます。
木ネジを使って留めていくわけですが、ここで必須なのが電動ドライバーです。今回は固くて分厚い国産ヒノキ材を使用していますので電動工具以外でのネジ打ちは不可能です。
さらに、トルクも当然必要でプロユースでも使用できる18V以上のインパクトドライバーが必須。(知人にもらった古い14.4Vの電動ドライバーでは最後までねじ込むことができませんでした)
今回利用した工具がこちら。
ボッシュが父親の物、マキタが大工さんが貸してくれたもの、ブラック・アンド・デッカーが自分のものですが、どれも十分なトルクがあり問題なく木ネジを打ち込むことができました。
基本バッテリーは2個体制で、ひとつを使用しているときにもうひとつを充電し交互に使っていきます。
打ち込むコツとしては、一気に最後まで打ち込むといくら18Vのトルクを持ってしても止まってしまう時があるので、回転が鈍くなりだしたら逆回転で少し戻しすぐに正転させて打ち込むを繰り返す。これでどんどん打ち進めることができます。
このサイズのウッドデッキ完成に打ち込む木ネジの本数は約400本。この本数を聞いたら電動インパクトドライバーなしで立ち向かうのは絶対に不可能だと信じてもらえるはずです。
ただひたすらに木ネジを打ち込んでいきます。
ちなみに、今回は屋外で使うため錆びないステンレス木ネジを利用しました。将来ウッドデッキを張り直す場合も木ネジは再利用できるので、少し値は張りますがステンレス製がおすすめです。
そして完成!
移住前から漠然と「ウッドデッキが自宅に欲しいな~」と想像し続けていましたが、ようやく完全DIYで完成させることができました!
かかった費用は材料費のみで約10万円。工具類は借りたものもあったものの、ウッドデッキキット購入の半額で完成させることができました。
そんなこんなで理想のウッドデッキが完成しました!
藤岡工務店の大工さんには「とてもDIYとは思えんな~。今度現場に来て手伝ってもらおうか!」と言っていただき、思わずニヤニヤしてしまいました(笑)
基本を押さえてしっかりとした工具を用意すれば、あとは時間さえあれば誰でも完成までたどり着くことが出来ると思います。
レッツDIYの精神でエンジョイしましょう~♪
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