絶対に知っておきたい人生100年時代の大変革
こんにちわ!東裏篤史です!
京都胡麻(ごま)へ移住してサイクリングツアーショップとゲストハウス、web制作をしています。
僕の好きなことの一つに「読書」があるのですが、このコーナーでは実際に僕が「読了」した本を取り上げて、「ぜひみなさんに読んでほしい理由」を記事にしていきたいと思います。
「田舎に移住して起業した僕の考えを形作るモノ」として、僕が「好きだ!」と思える本をご紹介していきます。
今回紹介するのは「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」リンダ・グラットン著。
2017年12月、東洋経済オンラインで自民党の小泉進次郎氏のインタビューでも取り上げられています。(東洋経済オンライン「懸案の少子化対策が一気に前進した真の理由」:http://toyokeizai.net/articles/-/200768)
これからの世界を生きる人々について、僕が常々考えていたことの裏付をしてくれた1冊です。
「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」リンダ・グラットン著
こんなに?飛躍的に伸びるこれからの平均寿命
僕の大好きな「ほぼ日」で2015年に糸井さんと対談されたリンダ・グラットンさんの新書。
現在8歳の子供は平均寿命105歳、20歳で100歳、自分世代の40歳でも平均寿命は95歳になると、最新の研究では発表されているそうです。
僕が感じた「働き方」の疑問
今の世界の、そして日本のは働き方は20歳前後までの「勉強期間」就職後45年ほど続く「仕事期間」そして仕事を引退してからの「リタイア期間」に分けられています。
しかし僕は以前から、科学技術や医療の進歩により平均寿命はもっともっと伸びるものだと考えていました。
65歳で定年退職を迎え人生が85歳で終わるのなら、リタイア後の期間は20年。年金をもらってどうにかやっていけるでしょう。でも105歳なら?リタイア後、40年の期間非生産者として生きていけるでしょうか。
リタイア後も生活水準を現役世代から見てそれほど落とさずに生きていくには、一体どれほどの資金が必要かわかりますか?
もし、定年後40年間生きるのであれば、一般的なサラリーマンでも約2億円の資金が必要になるそうです!
今後、僕達40代以降の世代は年金を当てにすることはほぼ無理でしょう。かと言って貯金だけで数億円のお金をストックするのは現実的ではありません。
ではどうするか?
僕は、人間死ぬまで働くべきだと思います。
自分でお金を稼ぐことができれば国や家族の援助なしでも生きていくことができます。
では、人生において今後不可欠となる「働く」ということが今後どうなっていくのか。そのカギは「働く」ことに「生きがい」や「楽しさ」を見出すことにあると僕は考えます。
生きると働くが溶け合う時代へ
両親のありがたさ
うちの母は「手に職をつけなさい」「好きなことを仕事にしなさい」と僕ら兄弟に言って育ててくれました。
父はバイクが好きで、仕事は若い頃に鋳物職人の道を選んだあとホンダのGP500のエンジンパーツを手がけ、現在は同じ鋳物で日本の各自動車メーカーの試作パーツを製造する会社に所属し、70歳を超えた今も現場の第一線で働き続けています。
また、趣味にも全力投球で、若い頃から一貫して丸正自動車のライラックという過去のオートバイのレストアをライフワークとして続けています。
(ライラック友の会ホームページ:http://lilac-tomonokai.com/)
結果、僕を含め弟、妹の三兄弟は長兄の僕がデザイナー、弟が父と同じ技術者、妹はプロの漫画家という風に、三人とも自分の好きで得意なことを活かしてどうにか食べていけるようになりました。
多分、三人共死ぬまで大枠の意味で「引退」はしないと思います。何らかの形で現在の仕事と関わっていく人生を送ると思います。
なぜなら、それは仕事が好きで趣味の延長、そして生きがいだからです。
仕事と好きなことの境界をなくしていけば、生きることとはたらくことがいい意味であいまいに混ざって、死ぬまで生産者であり続けられるんじゃないかと思います。
生きるために仕方なく行う、そういう意味合いが大きかった「仕事」。それが人生において仕事そのものが「生きがい」「楽しさ」を生み出す世界を作るにはどうしたら良いか。
そのカギが次に述べる「人生の新しいステージ」です。
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