田舎でゲストハウスを開いた30代オーナーの本音

最近の傾向(2017年)は?

自分でゲストハウスをするなら、少しは勉強しないと、と周りを見渡すと最近は複合型のゲストハウス、バー&ラウンジ付きおしゃれな大箱ゲストハウスも続々登場し、またハイセンスな民泊物件もどんどん出てきて、宿泊者の選ぶ楽しみが爆発中。アートや本がコンセプトだったり、カフェ併設でいつでも人が出入りする感じだったり、さながらインターナショナルな雰囲気。ダイバーシティってこういう事を言うんだろうなぁ、日本にいながら海外体験できていいなぁと思います。

広くてたくさんの人が集まるラウンジ(ドイツ ベルリン)

こう、ヨーロッパの主要都市にあるホステルみたいな感覚を与えてくれます。無機質な四角い建物、24時間人が出入りする慌ただしい雰囲気、ラウンジに流れるゆるーいムード、いろんな何かが混じり合う混沌とした熱気が楽しめます。人によってはサードプレイス(自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3 の居場所)として楽しめるはず。

 

田舎のゲストハウスは気軽に肩の荷を下ろせる場所。

わたしはそんな大箱系を内心「ワァーめっちゃおしゃれで緊張する。あ、でも、でも行ってみたい憧れ・・・る。」と新しいゲストハウスの情報を知るたびにドキドキしています。興味あって泊まったりもします。そして心のどこかで「わたしの思うゲストハウスはこれじゃないのかも・・・。」と日本の片隅で思いながら、移住先の物件の活かし方をあーでもないこーでもない、と悩みました。そして、どんな場所であって欲しいか、考えることにしたのです。

都会のゲストハウスと比べ、田舎にある自分のゲストハウスを見渡すと、鳥や虫の声で夕暮れを感じ、満点に広がる星空に感動。夏も涼しいくらいの夜風が心地よく、翌朝は鳥のさえずりで目を覚ます。目の前に広がる森のような木立ち、田んぼを見ながら朝さんぽ。いつも聞いているせわしない車や電車、バスの音はなく、静か。自然に包まれている心地よさに、ふっと肩の力が抜けて行くのを感じる。気がつけばスマホや時計を全く気にしない静寂感に、心身ともにデトックス。目覚ましはOFFで。

デッキからみる青紅葉

 

「気持ちいい。」

 

そう感じる場所が、あなたの人生に一つでもあったらいいな、と願うことで、計画はふたたび進み始めます。

目指すところはガラガラ扉「こんにちはー。」

移住先の物件を改修している時よく「ばあちゃん家こんなだった。」と言われました。

ばあちゃんがいないはずがない

多分その家にはじいちゃんも居たはず(笑)だけれど、なぜかいつも”ばあちゃん家”。ばぁちゃん家は庭から直接和室に上がれたり、縁側があったり、扉はサザエさん家のようにガラガラ〜っと横引き。ばぁちゃんは家でも畑でも椅子を持ち出して腰掛ける。

ばあちゃん奥から出てきそう度100%

自分のゲストハウスにもそんな雰囲気を残したり、作ったり。お知り合いに掛け合って、お店をたたむ前に使っていた大物・小物を譲っていただいたり、物件の元所有者さんに家財の一部を残していただいたり、着々と昭和のかほりを増し増しに仕立てます。建物だけではありません、地元のみなさんのゆったりした空気も温かさを演出してくれます。また、これまでに訪れた心地いい場所、友達が作った空間など自分の中にある記憶を辿って「ここは心地いいか?」「安心感あるか」を自問自答しつつ空間を作っていきました。ここは決して目立った観光地ではありませんが、ガイドブックに載らないいい場所がたくさんあって日帰りにはもったいない。視点を変えたらゲストハウスはその場所にあった作り方ができると私は考えています。

 

のんびり雲をながめるのも気持ちいい

規模が大きければイベントやレンタルスペースとして活用できますし、もし調理師免許や飲食の経験を活かすなら飲食を提供するゲストハウスもあなたにとって自然なはず。ゲストハウスGOMAは小さなお宿なので、個室ごとに宿泊してもらえるようプライベートも重視、8人ほど入れるコミュニティスペースでは定期的に小さなイベントを開催。どれも背伸びせず、自分たちの手が届くことを試していっています。

「こんにちは。」いつも大きく開けてます。

私と同じように、移住先でカフェやゲストハウス、人が集まれる、寄れる場所を作る人が増えてきています。田舎であれば、納涼決して特殊な何か技術や経験があったり、するわけでもなく普通の人が自然にはじめられる、そんなゲストハウスがこれからも旅のお供に、日常に溶け込んでいって欲しいとオーナーは考えています。ぜひ、ゲストハウスGOMAでおしゃべりしましょう!

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