通勤時間ゼロも叶う、仕事と暮らしをデザインする。

田舎暮らし
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1980年岡山生まれ。ローカルビジネスを応援するデザイン事務所「GOMA」クリエイティブディレクター。京都の胡麻で築70年の古民家をリノベーション、デザイン事務所と一棟貸しゲストハウスを運営しながら育児に奮闘中の40代。ライター名きのこ。

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きのこ
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京都の田舎、胡麻に移住&起業したGOMA(ゴーマ)きのこです。

30代、40代で移住したいなぁと考えた時に頭を悩ますのが「仕事」「お金」と「子育て」。今回はそんなモヤモヤモヤモヤと悩んでる人向けに書いた記事です。

テーマは創業、ポイントは仕事と暮らしをデザインする、です。コツはしっかり事前にデザインすること。自分の描く暮らしとお仕事を作っていくベースのようなものができると、本当に自然とそれに向かっていろんな事に出会ったり、広がったりしてどんどん面白さが増していきます。

自分のしたい暮らし、を想像して実行したら今の暮らしができました。

準備期間は1年間。移住先の確保や創業準備、その時点で働いていましたので空いてる時間を全部未来の暮らしのために使いました。と言っても苦しくて辛いものではなく、どうやったら楽しく暮らせるのか、毎日きちんとご飯を食べられる生活はどんなものか、自分たちの強みをどう生かすのか、お互いの知っていること、知らないことは調べるなどしてイメージとやるべきことを共有し、実行していきました。そして移住してからの生活がこんな風に変わりました。

通勤時間ゼロ生活

私の住んでいる胡麻は駅が近く、京都市内への勤務も可能です。その便利さから移住先として人気がありますが、自宅兼事務所を開いた私たちGOMAは心の底から通勤時間ゼロを満喫しています。9時始業であれば8時過ぎに起きて、朝ごはん食べて軽く掃除して、窓の外の緑を眺めつつハンドドリップのコーヒーも飲めます。通勤ラッシュでたったまま1時間、スマホ凝視で通勤していた生活から、朝ほっとする生活に変わりました。そのままぼぉっと・・・・してたらすぐお昼になってしまいそうです。

残業ゼロ生活

これはより仕事を”楽しむ”ためのルールです。残業して多くのTo Doを終わらせることより時間内に処理する方法を試します。これは以前勤めていた職場で実践したことで、上司(経営者)が、当然のこととしてヨーロッパ流の働き方を推奨し、自分も管理職のポジションでそのやり方に合わせるうちに仕事の進め方、効率など改善した経験からです。もちろん時として残業しなければならない事も想定していますが、まずは時間のうちにやりきる方を優先します。今後は1日7時間労働、週休3日を目指したいところです。と、言いつつオフの時間も「次何しようかなー、ここ改善したいなー」とふわふわ考えるクセがありますが、全くストレス感じないです。

欲しかったのは家族との時間

家族でご飯を一緒に食べることがとっても大事な私たちは、自営業という形を選びました。そうすることで職場での拘束時間が減り、晩御飯までに帰宅(気持ちを切り替えるだけ)ができます。あとは家事分担が夫婦共働き環境でうまくシェアできれば完璧。得意な方がする、でもいいですし、交互にするなど、家族で決めるといいでしょう。もちろん他の業種、業態でも計画できますが、常に仕事の話がしたい私たちは自営業が似合っているようです。外に働きに出ると安定した収入が入りますし、それと自分たちのビジネスを天秤にかけた時に、圧倒的に自分たちのビジネスに集中した方が欲しい結果を出せる、と決めうちで選びました。また普段はウェブの仕事がメインなので、打ち合わせのない日などは自分たちのスケジュールで動くことができるのもポイント高めです。

増えたのは仕事仲間とのつながり

仲間、という概念が会社組織でイメージするものとは変わりました。どちらかというと同じ会社に所属する同僚、先輩上司、部下を指すものですが、今わたしがGOMAで接している強力な協力者たちも仕事仲間。それぞれ本職が別にあったり、違う会社を起していたり、フリーランスだったり、遊ぶ仲間でありながら仕事を融通しあえる仲間です。自分で小さな小さな協力体制をデザインして、ゆるく繋がることで面白いことができそうな、ワクワク感が出来上がります。会社組織でないことが逆に面白味を加えているのかもしれません。このネットワークはまだまだゆっくりと広がっていきそうです。GOMAコミュニティスペースでそんな仲間とコーヒーを飲むのが至福の時です。

 

と、ここまで暮らし×仕事のデザインのポイントを挙げてみました。あくまで自分たちの欲しい、やりたい方向性を想像して、できるところからやってみる、の繰り返しです。なのでできそうなことは実践するのもいいですし、「自分はこっちがいいな」というものがあればそちらに舵取りする方がもっとフィットするものだと考えます。ぜひ想像するところから、デザインしていってみてください。もし誰かに迷惑をかけるんじゃ。。。と心配に思った方はまずは自分の中で想像を膨らませて、温めてあげてください。どこかのポイントで共有できる仲間に出会って、熟成させていきましょう。では、最後に私たちが創業にあたって、実務面の準備で行ってよかった”セミナーへの参加”についてご紹介します。

行政主催の創業セミナーはお得!参加すべし

例えば私たちだと、移住先であった①南丹市、エリアの総称である②京都丹波という2つのキーワードで探したセミナーに参加しました。女性であれば③女性向けというキーワードもよいでしょう。小商い(こあきない)であればあるほど、その地域主催のセミナーが良いと思います。その理由は

  • その地域らしさ、に気づくことができる
  • 自分のプランの微調整ができる
  • 人脈づくりができる

地域らしさ、とはあくまで自分の視点から見える「らしさ」です。小商いであればあるほど、ターゲットを絞り込んだり、マニアックになっていったり、コアなファンづくりが重要になります。そこで地域性をより深掘りするにはローカルルールを知る事も重要です。こういった地域主導のセミナーには、地域の話がプログラムに組み込まれるものが多いですから、参加したいものがあればじっくり目を通してみてください。もちろん、実際に事業を始めるともっと違うアレヤコレヤを経験していくでしょうが、それは後の話です。

自分のプランは、今までの経験で一番リスクを低く抑えたものかもしれません。それにはブラッシュアップが必要ですが、実際のお客様に会う前に、セミナーにいる講師、同じ参加者がよいモニターになってフィードバックがもらえるでしょう。そう、人に聞いてもらう機会ができるのです。これが案外難しいもので、友達だとちょっと感情的にオーバーに賛同してくれたり、逆に心配が過ぎて大反対されたり、そこをいいバランスで意見を聞けるでしょう。起業のいい練習になります。

もちろん実務的には創業に必要な知識をゲット!できますし、何よりお得なのです。無料のものから数千円と、出費を抑えたい時期にお財布にやさしいですし、内容はお値段以上(実際には、各所から助成金などが出ていて内容が充実していることが多く、参加者負担が低くおさえられているだけだったりも。)です。

つまり、行かなきゃ損、とも言えます。自分の中で「行ってみようかな」と思う気持ちがあればぜひ参加してみてください。最近はワークショップ形式でカジュアルな雰囲気のセミナーも増えてきています。生業(なりわい)づくり、小商いの準備をしている方にオススメ。参考にGOMAがあるエリアでの直近のセミナー情報をご案内します。私たちも創業経験者として登壇するので、ぜひ時間をつくって会いに来てください!

そして今回、GOMAが自宅兼事務所を構える京都南丹市を含む京都丹波地域で開催される創業セミナーをご紹介。あなたの悩みをまとめて解決する絶好のチャンスです。

 

 


 

2017京都丹波創業セミナー

将来京都の田舎で生業(なりわい)を作りたい方、起業はしたけれど今後の活動に悩んでいる方、地域密着型の中小企業診断士による講義やアドバイスを受けられる濃密な6日間。ワークショップ型セミナーなので短期間でグッと前に進みます。先輩創業者に会いに行ったり、移住に関する情報など今欲しい情報が手に入ります。 会場は京都リサーチパークとアクセス良好!!

◆◆第1回 11月11日(土)10:00−17:00◆◆
開講式 創業ガイダンス
1.事業計画づくり概論「誰に何をどれだけ売りたい」
2.自分のキャリア振り返り
3.先輩創業者の声1

◆◆第2回 11月18日(土)10:00−17:00◆
地域資源ってどう生かす?押さえておきたいマーケティング手法
1.地域資源を活用するためのマーケティング
2.ウェブ戦略

◆◆第3回 11月25日(土)10:00−17:00◆◆
ローカルビジネス最前線と知っておきたい事務のアレコレ
1.農業ビジネスの”いま”ほか
2.法律・雇用・労務管理の知識

◆◆第4回 12月2日(土)10:00−17:00◆◆
先輩創業者に会いに行こう!〜郊外学習〜
1.南丹市日吉町胡麻GOMAほか
2.移住・定住関連情報

◆◆第5回 12月9日(土)10:00−17:00◆◆
創業者に伝えたい大事なお金の話
1.資金調達・収支計画・経理や確定申告について
(日本政策金融公庫及び京都信用保証協会)

◆◆第5回12月16日(土)10:00−17:00◆◆
みんなで計画発表! 閉講式
1.各グループ・各個人による事業計画発表と講評会
2.先輩事業者の声2
3.修了式授与
おまけ.みんなで打ち上げ

<講師>
松井宏次(ソフトプラウ代表 中小企業診断士)
本多博昭(株式会社プログレス・アイ代表取締役)
他 日本政策金融公庫、南丹市役所関連部署など
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【場所】
京都リサーチパーク西地区4号館バンケットホールAB(地階)
京都市下京区中堂寺栗田町90〜94 有料Pあり
JR嵯峨野線(山陰線)丹波口駅下車 西へ徒歩5分他
【定員】 30名以内
【参加費】 5,000円(初日にお支払いください)
【持参物】筆記用具、計算機、お名刺(ある方のみ)
【申込方法】
こちらからお申し込みください。(外部サイト)もしくは0771-24-3736へお電話ください。

【主催】
南丹地域ビジネスサポートセンター(亀岡商工会議所・南丹市商工会・京丹波町商工会)
京都府亀岡市余部町宝久保1−1 亀岡商工会議所内
0771−24−3736
【共催】
公益財団法人京都産業21 日本政策金融公庫(西陣支店・舞鶴支店・京都創業支援センター) 京都府商工会連合会

 

 


<こちらのセミナーは終了しました。>

創業・生業(なりわい)丸わかりセミナー

将来京都府南丹市で生業(なりわい)を作りたい方、起業はしたけれど今後の活動に悩んでいる方、地域密着型の中小企業診断士による講義やアドバイスを無料で受講いただけます。移住に関する情報も。 市外在住の方もお気軽に。主催:南丹市、南丹市商工会

◆◆第1回 9月2日(土)13:00−17:00◆◆
1.地域資源を活かした創業の心構え
2.成功事例の紹介と成功する創業のポイント
3.質疑応答

◆◆第2回 9月9日(土)13:00−17:00◆
知っておきたいお金の集め方と使い方
1.創業の資金調達と運用事例
2.財務の急所
3.金融機関紹介
4.質疑応答

◆◆第3回 9月16日(土)13:00−17:00◆◆
お役立ちコンセプトを作ろう
1.お客様のニーズをユニークに満たす事業コンセプトをつくる
2.質疑応答

◆◆第4回 9月30日(土)13:00−17:00◆◆
売れる仕組みと仕掛けを作ろう
1.販路開拓、顧客管理などマーケティングのポイント
2.質疑応答

◆◆第5回 10月7日(土)13:00−17:00◆◆
説得力のある事業計画を作ろう.
1.各種支援制度の紹介
2.支援制度も活用した成功する事業計画の作成法
3.質疑応答

<講師>
松野修典(松野中小企業診断士事務所代表 中小企業診断士)
岩橋亮(岩橋マネジメントサービス代表 中小企業診断士)
他 日本政策金融公庫、南丹市役所関連部署、GOMAなど
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【日時】
9/2、9/9、 9/16、9/30、10/7の各土曜日5日間(9月23日除く)
13時00分〜17時00分(開場 12時45分)

【場所】
南丹市園部町上本町南2-22
南丹市園部公民館(お車でのご来場をおすすめします)
https://goo.gl/maps/1vkM9HjwtoJ2

【定員】 20名以内

【参加費】 無料

【持参物】筆記用具、お名刺(ある方のみ)

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2017年京都胡麻(ごま)に移住、田舎暮らしを提案するデザイン事務所GOMA(ゴーマ)クマさん(夫)とキノコ(妻)。 サイクリングやテクノロジー、DIY、田舎暮らしの情報などを中心に誰にでもわかりやすく解説しています。

 

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京都を中心に、ローカルでビジネスを行う中小企業や団体に着目したホームページ制作会社です。地元を元気にするページづくりを心がけます。ウェブのちょっとしたことから、ウェブ制作・リニューアルまで、お話をじっくり聞いて最善の選択ができるようご提案しています。
くまさんの20年以上のデザイナー歴で獲得したノウハウと、東京、大阪で磨いたきのこのマーケター視点から見た最新のトレンドで、web、SNS、動画、印刷物駆使し、「どうやって使って成果に結びつけるか」まで、責任を持ってお手伝いします。

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