【祝!本発売】京都郊外おすすめサイクリングコース【雲海と海の眺望 亀岡~北大阪】

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【GOMA (ゴーマ)】くまさん(夫)ときのこ(妻)のユニット。京都胡麻(ごま)に移住して、新しい田舎暮らしを提唱するGOMA(ゴーマ)を立ち上げました。ゲストハウス経営とサイクリングツアーをはじめとしたアウトドアアクティビティ、ウェブデザイン、デジタルマーケティング、ドローンフォトグラファーなど多業を行なっています。サイクリングやテクノロジー、DIY、田舎暮らしの情報などを中心に誰にでもわかりやすく解説しています。2018年第一子誕生。
現在はZwiftでヴァーチャルライド中心にロードバイクを楽しんでいます。ユーザーネーム「Atsushi Higashiura(gomanote.com)」。2019年夏からマラソン挑戦に続き2020年からトライアスロン挑戦。
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霧の街を見下ろす雲海と、山中から大阪湾の眺望を望むコース

【この記事は2018年8月18日に加筆・更新しました】

こんにちわ!東裏篤史です!

京都胡麻(ごま)へ移住してサイクリングツアーショップとゲストハウス、web制作をしています。

今回、NPOへの協力の一環で京都の郊外サイクリングコースマップの設計に協力させていただきました。

前回「京都郊外おすすめサイクリングコース【騎馬の道 日吉GOMA~亀岡】」を作成しましたが、今回は亀岡発のコースで雲海を堪能するコースをご紹介します。

僕の生まれ育った京都府亀岡市は霧が多い街として非常に有名で、一説では世界で2番目に霧が多い街(1位はロンドン)とも言われています。

雲海といえば兵庫県の竹田城と言われていますが、亀岡の雲海は市街地からのアクセスも非常に簡単で、なおかつ秋から早春の晴天ならほぼ毎回霧が発生するのも大きな特徴です。

また、コース後半では大阪北部を訪れ山深い能勢妙見山から大阪湾を眺望するという貴重な体験にも挑戦します

ルートラボで作成したマップも記載したので、誰でもすぐに走ることが出来ると思います。記事を読み終わったあとはぜひ挑戦してください!

コース制作で参加した本が発売されました!

サイクリストに朗報!

ハードなロングコースを走るローディさんから、趣味で休日サイクリストなあなたまで、京都市外を走るお供になる地図本が出ます!GOMAでは亀岡以北のルートを担当させていただきました。
これで、「地図ないからどこ行っていいかわからないよ〜」というお悩み解決。Amazonで予約始まりました。これからのサイクリングシーズンにぜひぜひお買い求めください♪関西広域カバーなのも見逃せない♡

コースその2「亀岡北大阪 雲海と大阪湾の眺望をめぐる」

  • 難易度:★★★
  • 距離:72km
  • サイクリングエリア:京都亀岡から大阪茨木、箕面勝尾寺、能勢妙見山。
  • 見どころ:亀岡の雲海、勝尾寺、妙見山から見る大阪湾の眺望、野間の大ケヤキ、郊外のカフェ

コースマップ

今回紹介するのは京都府亀岡市から北大阪を走るコースです。

サイクリングコースのスタート地点となる亀岡市は典型的な盆地地形で、さらに桂川(保津川)が市の中央を流れているので霧が発生する条件が完璧に揃っています。

市の南西部は大阪府茨木市、能勢、兵庫県篠山市に接しており、都市部からのサイクリストも多く訪れる場所です。

起点となる亀岡駅

亀岡の町は、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」こち亀の作者「秋本治」先生の最新作『ファインダー -京都女学院物語-』の舞台となった町です。

亀岡駅もバッチリマンガに登場しますのでぜひ訪れてみてください。亀岡駅内にある観光協会にはマンガが展示されています。

今回のサイクリングコースの起点となる亀岡駅。2回部分に観光協会があります。

今回のサイクリングコースの起点となる亀岡駅。2階部分に観光協会があります。

亀岡市のゆるきゃらマスコット「明智かめまる」くん。うちの奥さんが好きすぎて悶える可愛さです。

亀岡市のゆるきゃらマスコット「明智かめまる」くん。うちの奥さんが好きすぎて悶える可愛さです。

亀岡の霧は非常に深く、冬場は昼過ぎまで出ていることも多いですが、念のため早めのスタートを心がけたほうが安心です。

亀岡駅には京都市内から自転車で来る場合は国道9号線を経由するルートが基本となりますが、市境にある老ノ坂(おいのさか)のトンネルは狭い上に交通量が多いので注意してください。

電車で輪行する場合は、京都駅から快速に乗れば20分で到着する便利さです。

残念ながらスポーツ自転車のレンタサイクルはありませんが、シティサイクル(電動含む)のレンタルは駅で行っていますので町を自転車散歩する時はおすすめです。

かめまる観光レンタサイクル(http://www.city.kameoka.kyoto.jp/kankou/kankoukyoukai/rentalcycle.html

雲海の竜ヶ尾山(たつがおやま)山頂へヒルクライム!

雲海ポイントである竜ヶ尾山へは亀岡駅から約6km。距離だけ聞くと近いですが雲海が見れる「霧のテラス」(以前は雲海テラスと名乗っていましたが星野リゾートから怒られたそうです)へは、3キロの急勾配を登る必要があります。

実は、亀岡を出るとコースの後半亀岡に戻るまでコンビニがありません!駅の中にあるセブンイレブンか、スタートしてすぐのファミマ、もしくはローソンで補給食を買い込んでおきましょう。

竜ヶ尾山の霧のテラスは隣接しているゴルフ場「亀岡カントリークラブ」の正面入口のそばにあります。ヒルクライムは1車線で傾斜もきつく、朝の時間はゴルフ場へ向かう車も走っているので注意してください。

「霧のテラス」から見る雲海の眺望。亀岡盆地がすべてきりに覆われてまるで湖のようになっています。

「霧のテラス」から見る雲海の眺望。亀岡盆地がすべてきりに覆われてまるで湖のようになっています。真ん中にお月さまがあるのわかりますか?

霧のテラス。見晴らしはいいけど手すりがないのでカメラ構えながら落ちないよう注意してください(笑)

霧のテラス。見晴らしはいいけど手すりがないのでカメラ構えながら落ちないよう注意してください(笑)

この雲海の眺望が楽しめる「霧のテラス」ですが、亀岡市観光協会のホームページからライブカメラで見ることができます。

出発前に確認すれば雲海が出ているのかどうか確認できるので便利ですよ!

亀岡市観光協会 霧のテラスライブカメラ(http://www.kameoka.info/livecamera/

霧が出ていると竜ヶ尾山への道もこんな幻想的な風景に。

霧が出ていると竜ヶ尾山への道もこんな幻想的な風景に。

箕面勝尾寺、能勢妙見山へ!

雲海の竜ヶ尾山を後にして、次の目的地である箕面勝尾寺へ向かいます。

道中、大阪茨木市にある採石場へ向かう大型ダンプがひっきりなしに通る区間があるので、そこは注意して走ることを心がけてください。

勝尾寺は紅葉のメッカとしても有名ですが、北摂のヒルクライマーの間でも非常にポピュラーな峠です。STRAVAでタイムアタックしているクライマーも多いので、腕に覚えのあるサイクリストは是非チャレンジしてみてください。

大阪箕面にある勝尾寺(かつおじ)秋はもみじまつりが開かれ燃えるような紅葉が楽しめます。

大阪箕面にある勝尾寺(かつおじ)秋はもみじまつりが開かれ燃えるような紅葉が楽しめます。

シーズンは人であふれかえるので、早い時間に行くのがおすすめです。

シーズンは人であふれかえるので、早い時間に行くのがおすすめです。

境内には勝運に恵まれるという「勝運だるま」さんがいっぱいいらっしゃいます。

境内には勝運に恵まれるという「勝運だるま」さんがいっぱいいらっしゃいます。

勝尾寺を越えて北上し山を下れば、「能勢妙見山」への登り口が現れます。

妙見山は距離が長いヒルクライムコースで、約7kmの登りを平均斜度5%で上がっていきます。大きなヒルクライムはこれで終わりですが、スタートから3つ目ともなると流石に足にきます。

途中、山頂への分岐からは道幅が狭く、路面状況も悪くなりますので車に注意しながら進んでください。特に見通しの悪いコーナーがいくつかあるので危険を感じたら止まりましょう。

山頂にはサイクリスト用にサイクルラックも用意されていますので使わせてもらいましょう。

妙見山正面の鳥居。ここから石段を登っていきます。

妙見山正面の鳥居。ここから石段を登っていきます。シーズンの休日には屋台が立ち並びます。

ちなみに「能勢」とありますが、兵庫県川西市と大阪府能勢町、豊能町にまたがる場所に位置しており、北極星信仰の世界的聖地で日蓮宗の霊場として有名です。

展望台へは石段をかなり上がることになるので、クリートシューズの場合は滑らないように足元に注意です。

展望台からの風景。晴天でモヤがかかっていなければ大阪湾はもちろん、淡路島やあべのハルカスも肉眼で視認できます。

展望台からの風景。晴天でモヤがかかっていなければ大阪湾はもちろん、淡路島やあべのハルカスも肉眼で視認できます。

展望台からは天候が良ければ大阪湾が、晴天でモヤがかかっていなければ淡路島、あべのハルカスまでも肉眼で見ることができます。こんな山中から50km以上先の風景がしっかりと見えることに驚きです。

もし電車で妙見山に来る場合は、能勢電鉄で妙見口駅まで乗りそこから徒歩で「妙見の森ケーブル」駅まで行き、ケーブルカー、リフトと乗り継げば山頂まで行くことも可能です。

妙見山のリフト。紅葉の時期や桜、そして紫陽花の時期は素晴らしい景観の中をゆったり眺められます。冬季は運休。

妙見山のリフト。紅葉の時期や桜、そして紫陽花の時期は素晴らしい景観の中をゆったり眺められます。冬季は運休。

リフト乗り場とケーブルカー駅の間からの紅葉の眺望。

ケーブルカー駅から眺める紅葉の景色。

野間の大ケヤキから亀岡方面のカフェ巡り

妙見山を後にして豊能町方面へ下ります。長い下り道の峠を下りきると「野間の大ケヤキ」。国の指定天然記念物で、なんと樹齢1000年、胴回り14m、高さ30m。ケヤキとしては全国で4番目の巨樹という素晴らしい樹木です。

フクロウなど貴重な鳥がよく訪れるスポットですが、なんといっても自転車乗りとしてはケヤキの下の屋台で営業されている「ありなし珈琲」がベスト。自家焙煎の豆で淹れたコーヒーを片手に大ケヤキの前でほっこり。

ありなし珈琲(http://arinashi-coffee.com/

「ありなし珈琲」基本週末のみの営業で冬季は長期休暇されます。ほっこりできますよ~。

「ありなし珈琲」基本週末のみの営業で冬季は長期休業されます。ほっこりできますよ~。

ほっこりして英気を養ったら亀岡への帰路へ着きましょう。

372号線まで出ればあとは亀岡駅へ真っ直ぐですが、僕のおすすめカフェがもう1つあります。少しわかりにくい場所にありますが、僕の母校である薭田野小学校を越えて薭田野神社の角を北上して農道を進んだところにある(ややこしい)「拓朗亭(たろうてい)」です。(名前もややこしい)

もともと亀岡で人気の蕎麦屋さんでしたが、蕎麦懐石を出す店に生まれ変わって田舎の田んぼの真ん中へやってきました。

ランチタイムはコースのみの蕎麦懐石。それなりのお値段はしますが蕎麦をはじめ様々な料理を極めた大将の生み出すメニューは1級品。予約をしての来店がおすすめですが、自転車での来店も歓迎だそうです。

と、ランチもおすすめですが、15時30分~18時まではバル風味かふえ「小茶朗」に変身します。スイーツは娘さんの手作りで、しかもサイクリストなので自転車乗りが訪れたら話が盛り上がるかも?

拓朗亭(http://taroutei.com/

カフェタイムは「小茶朗」に。名物のマンガリッツァ豚のカツサンドと蕎麦プリン。蕎麦パンナコッタもおすすめです!

カフェタイムは「小茶朗」に。名物のマンガリッツァ豚のカツサンドと蕎麦プリン。蕎麦パンナコッタもおすすめです!

拓朗亭をすぎればもうすぐに亀岡市内。全行程70km強のサイクリングも終盤です。

サイクリング終了!

雲海と海の眺望を望む、亀岡~北大阪サイクリングいかがでしたか?

亀岡をスタートして他ではなかなかお目にかかれない雲海を体験したあとは、山のど真ん中の妙見山から大阪湾を望むという大自然のいたずらを垣間見れるサイクリングでした。

かなりの峠を3つも越えますので、走り終わったあとの満足度はかなりのものだと思います。が、亀岡駅発着であれば100kmに満たない距離ですのでヒルクライムメインで楽しめると思います。

コース制作で参加した本が発売されました!

サイクリストに朗報!

ハードなロングコースを走るローディさんから、趣味で休日サイクリストなあなたまで、京都市外を走るお供になる地図本が出ます!GOMAでは亀岡以北のルートを担当させていただきました。
これで、「地図ないからどこ行っていいかわからないよ〜」というお悩み解決。Amazonで予約始まりました。これからのサイクリングシーズンにぜひぜひお買い求めください♪関西広域カバーなのも見逃せない♡

あなたもぜひチャレンジ!

さあ、あなたもぜひこの「雲海と海の眺望を望む、亀岡~北大阪サイクリング」にチャレンジしてください。レンタサイクルやツアーをご希望の方はGOMAサイクリングツアーからお申し込みください!

https://www.goma.life/tour/
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京都を中心に、ローカルでビジネスを行う中小企業や団体に着目したホームページ制作会社です。地元を元気にするページづくりを心がけます。ウェブのちょっとしたことから、ウェブ制作・リニューアルまで、お話をじっくり聞いて最善の選択ができるようご提案しています。
くまさんの20年以上のデザイナー歴で獲得したノウハウと、東京、大阪で磨いたきのこのマーケター視点から見た最新のトレンドで、web、SNS、動画、印刷物駆使し、「どうやって使って成果に結びつけるか」まで、責任を持ってお手伝いします。

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