あなたもできる!夫婦でウッドデッキを10万円で格安DIYした記録

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【GOMA (ゴーマ)】くまさん(夫)ときのこ(妻)のユニット。京都胡麻(ごま)に移住して、新しい田舎暮らしを提唱するGOMA(ゴーマ)を立ち上げました。ゲストハウス経営とサイクリングツアーをはじめとしたアウトドアアクティビティ、ウェブデザイン、デジタルマーケティング、ドローンフォトグラファーなど多業を行なっています。サイクリングやテクノロジー、DIY、田舎暮らしの情報などを中心に誰にでもわかりやすく解説しています。2018年第一子誕生。
現在はZwiftでヴァーチャルライド中心にロードバイクを楽しんでいます。ユーザーネーム「Atsushi Higashiura(gomanote.com)」。2019年夏からマラソン挑戦に続き2020年からトライアスロン挑戦。
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あこがれのウッドデッキを夫婦で自作!

こんにちわ!東裏篤史です!

京都胡麻へ移住してサイクリングツアーショップとゲストハウス、web制作をしています。

今回は、自宅建ゲストハウスに約2週間であこがれのウッドデッキを自作した記録を記事にしてみました。

最初は既存のキットを購入して製作するつもりだったのですが、予算&カスタム性を考えて材料購入から完全DIYしました!

ウッドデッキが本当にDIYできるの?というあなたも、工具と材料さえ揃えることができたら必ず完成させることが出来ると思いますので、ぜひ挑戦してみてください!

ウッドデッキが欲しい!

僕達夫婦は京都市内から京都府南丹市の田舎、日吉町胡麻に移住して築70年超の古民家をゲストハウス兼自宅にリノベーションしました。

地元の藤岡工務店さんに依頼して施工を頼みましたが、壁や床張り、塗装などは自分たちのDIYでセルフリノベーションを頑張りました。

当初の予定から「ウッドデッキは絶対に欲しい!」と僕が言い続けていたので、玄関となるコミュニケーションホールへの上がりはデッキ前提の高さで作っておりました。

左の大きなガラス戸が入り口。デッキを作る前提なので高さ50cmほどの上がりで作ってしまっていました。

左の大きなガラス戸が入り口。デッキを作る前提なので高さ50cmほどの上がりで作ってしまっていました。

2017年5月の時点で家がとりあえず完成したあとしばらく上の状態で住み続けていましたが、6月に自宅を使って結婚式をする予定だったのでいよいよDIYによるウッドデッキの製作作に取り掛かることになりました。(結婚式の記事は奥さんのブログでどうぞ。)

どうやってウッドデッキを作るのか?

僕の父はDIYの達人で、今まで自宅のガレージを2棟、子供部屋のプレハブ、そして僕の家の上りの階段など何から何までDIYしています。

駐車場から高台のゲストハウスGOMAに続く階段のアプローチ。なんと父親のDIYです。看板は僕の自作。

駐車場から高台のゲストハウスGOMAに続く階段のアプローチ。なんと父親のDIYです。看板は僕の自作。

階段は完成したウッドデッキへとつながっています。もはやDIYを越えて土木工事のレベル。

階段は完成したウッドデッキへとつながっています。もはやDIYを越えて土木工事のレベル。

そんな凄まじいDIYレベルを持つ父ですが、実家のウッドデッキはホームセンタームサシのウッドデッキキットを購入して製作していました。

そこで僕もそのウッドデッキキットを購入するつもりで計画を立てていたのですが・・・

実際に現物を見てキットでの製作を断念

製作に先立ち、実際に現物を見るためにホームセンタームサシ八幡店に行ってみることにしました。

展示コーナーにウッドデッキキットが備え付けられていて、そこで店員さんの話を聞いたのですが

  • すべて注文生産ですぐ手に入らない。
  • 希望のサイズ(4m×2m)がない。
  • キットですべて揃えると20万ほどかかる
  • 材料の木材だけ買ってDIYで作っても労力は変わりませんよ!(力強く)

要約するとこんな感じで説明されました。さらにムサシのウッドデッキキットに使われている木材は防腐剤処理済みと聞いていましたが、やはりそのままではダメで防腐剤を新たに塗る必要があるとのことでした。

ウッドデッキキット価格にさらに防腐剤の価格が必要。となると結構な出費です。当時時間だけはいくらでもあったので夫婦で話し合ってあっさり完全自作することに決定しました(笑)

材料をどう揃えるのか

今回僕達夫婦は移住先の家をリノベーションしており、家の壁や床はできるだけ自分たちでDIYしました。

その時お世話になった藤岡工務店さんに材料が手に入らないか相談すると大丈夫とのこと。藤岡工務店さんは社内に製材工場を持っておられるので快く対応していただけました。

ちょうど在庫で4200mmの国産ヒノキ材があったのでそれを売っていただくことに決まりました。地元で仲良く近所付き合いもさせていただいている工務店さんのすばらしさを実感です。

図面を作成

製作にあたって図面を作成します。

僕はCADは使わないのですが、デザイナーという仕事柄AdobeのIllustratorは使うことができます。それを使ってサクッと平面図を作成しました。

設計としてはホールと外の間にある4枚戸の外側に設置し、部屋の中から外へ床が延長されるイメージで。外に見える大きなヒノキと景色の眺望を妨げないために、あえて屋根は作りません。

ウッドデッキの端はそのまま階段のある法面につながるので、転落防止のために手すり(フェンス)を端材でDIYします。

施工はすべて僕達夫婦のDIYだけで完成させるので、価格は材料費のみで上限を10万円としました。

塗装に関しては、母屋の塗装に使ったキシラデコールが余っていたのでそれを流用します。ペンキではなく防腐剤を使う理由に関しては後述。

ウッドデッキの基礎は、ホームセンターで正方形のコンクリートブロック(100円程度)を13個使用します。固定はモルタルで。

今回は、設置する場所に水道メーターの埋め込みがあるので、その部分は穴を開けておき床の木材を取り外せるように加工します。

制作時間1時間の図面です。

制作時間1時間の図面です。

この図面をもとに角材の本数を割り出し藤岡工務店さんから購入しました。購入した木材は約50本。材料費を抑えるなら、工務店や材木店から直販で買う以上に安く手に入る方法はなかなかないと思います。

ついに製作開始

まずは防腐剤塗装

今回は藤岡工務店さんのご厚意で、材木の防腐剤塗装を製材所でやらせていただくことになりました。

塗装に使用した防腐剤がこちら。

プロの方が使用している防腐剤「キシラデコール」です。過去はクレオソートが一般的でしたが、現在は安全性の問題でこの製品が主流とのことです。

ちなみに、藤岡工務店さんにAmazonでの購入価格を教えたら、普段仕入れている業社より安いと言われていました。ホームセンターよりも確実に安いのでAmazonおすすめです!

作業台に木材を乗せてひたすらヌリヌリ。

作業台に木材を乗せてひたすらヌリヌリ。

防腐剤塗装のコツとしては、1度目で短辺を塗り、2度目で長辺を液垂れを消すように塗っていくと美しく仕上げることができます。割れた部分は中まで防腐剤が入り込むように。

ちなみにウッドデッキに限らず木製エクステリアの塗装にはペンキは使わず必ず防腐剤を使いましょう!

これはプロの方からの教えですが、木はご存知のように木材になっても呼吸をしています。防腐剤はその呼吸を妨げず中に染み込んだ水分を外に排出し、木材を腐りにくくする効果があります。

もしペンキを使ってしまうと、見た目は同じでも木が呼吸できなくなり染み込んだ水分がいつまでも中でとどまり、その部分から腐って朽ちてしまいます。

まる1日かけてすべての木材を塗装し、翌日4トントラックをお借りして自宅まですべての木材を搬送しました。

土台の作成

次はウッドデッキの足場となる土台の作成です。

コンクリートブロックを並べて土台を作成していきます。

コンクリートブロックを並べて土台を作成していきます。

土台の高さのレベル出し(水平出し)をするのですが、バケツに入れた水と細い透明ホース、糸を使ってアナログに作業しました。詳しくはこちらのサイトを参考

完全に水平になるように図面通りの高さに糸を張り、柱を置く場所に土台のブロックをモルタルで設置しました。ブロックの上に糸までの距離を書いています。

あとは、柱をその長さにカットして対応した土台においていけば水平な土台の完成です。

GOMAデザイン
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京都を中心に、ローカルでビジネスを行う中小企業や団体に着目したホームページ制作会社です。地元を元気にするページづくりを心がけます。ウェブのちょっとしたことから、ウェブ制作・リニューアルまで、お話をじっくり聞いて最善の選択ができるようご提案しています。
くまさんの20年以上のデザイナー歴で獲得したノウハウと、東京、大阪で磨いたきのこのマーケター視点から見た最新のトレンドで、web、SNS、動画、印刷物駆使し、「どうやって使って成果に結びつけるか」まで、責任を持ってお手伝いします。

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